使用素材 コロールの家具
のできるまで
お手入れ方法
修復方法
子供イス
張替え方法
家具について
使用素材 コロールの家具
のできるまで
お手入れ方法
修復方法
子供イス
張替え方法
コロールの家具のできるまで      *ままごとキッチン編                      

 @
 お客様よりの問い合わせ→
 お見積もり→
 設計→
ホームページの作成、お客様への連絡メール、お見積書、設
計図の作成などのパソコン作業は自宅のパソコンを使用して
います。


昼間はこうばでの製作があるため、この作業は夜遅くに行うこと
が多いです。


使用している道具は・・・
SONYのVAIO、FUJIFILMのデジカメ、シャープのスキャナーと
FAX、キャノンのプリンター・・・(統一感なし・・・・^_^;)

ネット経由のご注文では直接お会いして相談できないため、メ
ールに画像を添付したり、FAXでデザイン案を送付したりします。


お互いに考えがまとまってから連絡するため、途中で仕様が右
往左往することが少なく、意外とスムーズに進みます。



仕様が決定したら、作成開始です。

今回は何が出来るでしょうか?
数種類のデザイン案
 A
 製材→
 材料の剥ぎ合わせ→
材木置き場でよく乾燥済みの材料を選び出します。

”その木が何になりたいのか?木と相談して決める”なんて、技
能は僕には無いので、ビジネスライクに選択します。
おもに、スプルスやヒバを使用しています。


木は乾燥中に反ってきたり捩れが生じたりします。
はじめに、その狂いを取らなくてはなりません。


まず、”手押し鉋”を使用して、基準となる一面とそれに直角な
一面を削りだします。
この機械は刃がむき出しになっているため、かなり危険がいっぱ
いです。


”手押し鉋”で作った基準面を基に反対側の面を自動鉋で削
り、平行面を作ります。手前のハンドルを回して、板の厚みを
かえます。

現在ままごとキッチンの主材料には、パイン集成材・カバ集成材を用いております。


製材作業ではものすごく大量の木屑が発生します。
木屑は天井につられた集塵機で集められます。いっぱい貯まると近所の養鶏所のおじさんが取りに来てニワトリの寝床になります。



コロールでは集成材は使用していないため、幅の広い材料が
必要なときは、矧ぎ合わせという技法で板を幅広に矧いでい
きます。

まず、”昇降盤”を使って「木端(こば)」に溝を彫り、木工ボン
ドを塗った「雇い核(やといざね)」を挿みます。

目違いのないようにチェックした後、プレス機に縦にセットして一
晩かけて接着します。


接着後、手ガンナで目違いを取れば材料は出来上がりです。
 B
 部材の墨付け→
 部材の加工 →
出来上がった部材に、尺金・スコヤ・ケヒキなどを使い、墨を付
けていきます。墨付けといいながらも、実際はシャープペンシル
を使ったりします。。


次に、ホームセンターでよく見かけるパネルソーや横切り盤で直
線部を、ジグソーで曲線部をカットして粗木取りをします。ホゾ
組みをする場合は角ノミ盤で必要なホゾ穴を開けます。


最後に手ガンナやノミなどの手道具で部材を仕上げていきます。


機械で出来る加工は機械で、手ではないと出来ない加工は
手で・・・
販売価格を下げるためには製作スピードも重要です。
幅の狭い部材の仕上げは”超仕上げ鉋”を使います。
この”超仕上げ鉋”で発生する鉋屑は、袋に入れて梱包時のクッションに使っています。
 C 
 組み立て →
近頃話題のシックハウス症候群。


コロールでは組み立てに使う”木工ボンド”や引き出しの底面・裏板に使う”シナベニア”には安全性の高い物を選んで使用しています。
仮組みをしながら、部材の面取りをします。

トリマーを使うと綺麗にスピーディに面取りが出来るのですが、綺麗に削れ過ぎてあまり好きではないので、手ガンナとスポンジ研磨剤で面をとっています。

直角を確認しながら組み立てていきます。
いろんなパーツ・金具・ドアを取り付けて、ママゴトキッチンの組み立て終了です。
(説明簡単すぎ?)
 D
 塗装
ミルクペイントでペイントします。

ドアなどの取り外せる部品を取り外し、塗りにくい場所から塗っていきます。

ローラを使うと早いのですが、ローラー痕が嫌いなので、刷毛を使って塗ります。
基本的には「塗装」→「ヤスリ掛け」の2度塗りで完全に木目
が見えなくなるまで塗ります。


季節によって乾燥時間が変わるので、冬は塗装に時間が掛か
ります。


塗装には明かりが欠かせません。

明るい場所を求め、こうばの中を移動したり、向きを変えたりで
きるように、移動台の上に載せて作業します。


最後に、テーブルなど汚れのつきやすい家具には透明ウレタン
で仕上げ塗装します。
 E
 梱包→
 お届け
いよいよ最後の梱包作業です。
実はかなり苦手です。

プチプチで包んだあと、ダンボールで包みます。

かなりお近くの方を除き、宅急便・郵便局の方に運搬をお願いしてます。


お客様に気に入っていただけたかどうか、ご連絡を頂くまでかなり不安だったりします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は手作業の部分をあまり詳しく書けませんでしたが、・・・ちゃんと手作りしてます (*^_^*)

コロールでは皆様の声を生かしたものづくりを目指しています。
どうぞ、いろんな意見をお聞かせ下さい。