20250204

蜜蝋ワックスによる割れ目の補修方法

こちらの木材を割れ目の入った側板に見立てて説明いたします。
   
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割れ目の両際をマスキングテープでマスクします。
(割れ目から5oくらい離して(適当でよいです)。
 
A
蜜蝋ワックスの蓋を開け、ヘラで平たくかき取ります

表面は堅めですので強く削ってください。
 
   
B
このような感じでヘラに蜜蝋をとります。
蜜蝋は天然成分のみでできており、無害で無臭です。
 
   
C
割れ目に押し込むように蜜蝋を入れこみます。
 
 
  D
爪楊枝で割れ目の奥のほうまで蜜蝋を押し込み
再度Cの手順で蜜蝋を入れ込みます。
 
E
C.Dを何度か繰り返し、割れ目に蜜蝋が詰まりましたら
出ている蜜蝋をへらで、そぎ取ってください。
F
マスキングテープをはぎ取り
同封のウエスで残った蜜蝋をぬりひろげてください。
 
  G
作業終了です。
作業直後は蜜蝋のオイル分で光って見えますが
日がたつと落ち着くかと思います。

 
   

後日、ろうの乾燥や木材の伸縮で
充填した蜜蝋が凹んでしまう場合は、追加で充填を
はみ出てしまう場合は、ウエスでふき取りをしてあげてください。
 
蜜蝋ワックスには、乾燥防止、保湿の効果もありますので
残った蜜蝋ワックスをウエスでマップケース全体に薄くワックスがけしてあげると
保湿に効果的かと思います。
   

実際の作業は
縦になっている側板にワックスを入れこまないといけない為
作業しにくいかと思いますが
どうぞよろしくお願いいたします。

また、床に蜜蝋が垂れて汚れないように
床面に何か敷いて作業をされることをお勧めいたします。
     

以上です。

作業につきまして不明な点等ありましたら
メッセージ欄・お電話(お急ぎの場合)にて
何なりとお尋ねください。


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